脳神経外科について
今、75歳で一人暮らしをしていますが、財布や鍵を置いた場所を忘れてしまい、時々自分で 困ることがあります。これは、最近よく聞くアルツハイマー病ですか?
カテゴリ: 脳神経外科について
2015年3月03日(火曜)13:01に公開
日常生活で物忘れをするというのは多くありますね。脳細胞は年々数が減ってきますし神経同士の連絡も悪くなってくるので、忘れっぽくなるのは当然のことです。しかし、忘れっぽいというのを自覚できているので、年齢による物忘れと考えても良いと思います。
認知症は日常生活に支障が出ていること、そしてそれを自覚していないことが診断で重要です。子供は記憶力に優れていると言いますよね。でも、忘れるのも実は、早いんですよ。
お母さんに頼まれた事をすぐ忘れてしまうでしょう?
しかし皆さまは子供が認知症だなんて思わないでしょう。忘れたことに対してご自身でショックを受けて思い込んでしまい病気を作ってしまう恐れもあります。
おじいちゃんは55歳ですが、最近一緒に歩いていても、僕についてこれなくなりました。 歩幅が狭くなったと言いいます。おじいちゃんは病気なんでしょうか?
カテゴリ: 脳神経外科について
2015年3月03日(火曜)12:00に公開
年齢と症状から考えるとパーキンソン病が考えられます。
パーキンソン病は脳の中の運動をつかさどる部分の細胞が減ってしまい、ドーパミンという神経伝達物質がうまく作れなくなってしまい生じる病気です。震えや筋肉のこわばり、スムーズに動けないなどの症状が特徴的ですね。ゆっくり進行してきますが、良い薬もたくさん出ています。
病状に合わせて、適切な薬を選択してもらい服用すれば、日常生活も快適に過ごせるはずです。担当のお医者様とご相談しながら治療を進めてくださいね。