私たちの体は昔から天気と関係すると言われてきました。その理由は自律神経や血管の透過性、炎症が関係しているんです。
気象病で多く見られる疾患には頭痛、脳出血、気管支ぜんそく、心筋梗塞、心筋症、リウマチ、関節痛、神経痛、うつ病、不眠、倦怠感、夫婦げんかなどがあります。
1)自律神経への影響
2)身体へのストレス
3)前線や低気圧の接近による減圧(気圧低下により血管の透過性や炎症反応が強くなる)
が原因です。
特に、前日から最高気温が5度以上低下すると注意が必要と言われています。
気温の低下では、血圧が不安定になり症状が出やすくなります。
気圧の低下では、体にかかる圧力が低下することで血液中の水分が細胞に移行してむくみ、痛み物質であるヒスタミン・ブラジキニンや炎症物質のプロスタグランジンなどの濃度があがって関節痛や神経痛が起こります。また頭痛は、体にかかる圧力が低下すると副鼻腔にかかる圧力が低下するので頭がいたくなります。